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建通新聞社(神奈川)
2015/10/14

【神奈川】相模貯水池法面崩落対策で調査設計進む

 神奈川県相模川水系ダム管理事務所は、相模貯水池で法面崩落対策工事を計画、調査設計をカナコン(横浜市瀬谷区)に委託して進めている。納期は11月30日。工事は2017年度以降に実施する。
 沢井川余水吐トンネルの出口付近が対象で、崩落の規模は法長50b、法幅16b前後、面積は約800平方b。
 今回の委託でSH型貫入試験を9カ所で行い、データを基に詳細設計をまとめる。工法については、同地区周辺でこれまでに行った法面整備でアンカー付き場所打ちコンクリート法枠工などを採用していることから、同工法やアスファルト吹き付けなどの複数案を比較検討して選定する。
 施工場所は相模原市緑区吉野地内で、中央自動車道路とJR中央本線と交差する沢井川の余水吐トンネル出口付近。
 用地測量業務は三計(相模原市緑区)が担当。
 同事務所では、余水吐トンネル改修事業も計画している。このため、コスト面などを考慮して、法面改修工事を含めた一括的な工事発注を行う可能性もありそうだ。
 同トンネルは、延長186b、断面が幅4・5bと高さ4・5bの馬蹄型。内壁は素掘り状態で、岩盤が緩んでいる部分などがあるため改修する。岩盤へのロックボルト打ち込みやコンクリート吹き付け、壁面掘削、河床掘り下げなどを検討している。
 提供:建通新聞社