日本工業経済新聞社(群馬)
2015/10/13
【群馬】2015年度県営農業農村整備調査計画概要
本年度の県営農業農村整備調査計画の概要が、県農村整備課への取材で分かった。新規で調査着手する9地区を含め、計24地区で進めていく。24地区の本年度トータル委託費は5397万8000円を見込んでおり、来年度以降の事業化に向けて計画をまとめていく。
24地区の受益面積は計5392ha。全体調査計画費は計2億7780万4000円を想定している。このうち、2015年度から新規調査着手するのは◇駒場栄(渋川市)◇勝保沢(渋川市)◇牛田川除(藤岡市)◇深沢川頭首工(桐生市・伊勢崎市・みどり市)◇天狗岩堰用水(前橋市・高崎市・玉村町)◇干俣(嬬恋村)◇藤岡(藤岡市)◇三名川(藤岡市)◇四ヶ村(みなかみ町)−の9地区。このうち、駒場栄、勝保沢、牛田川除、干俣では農地整備を計画。駒場栄の予定調査期間は17年度までで、全体調査計画費は1400万円を見込む。同様に、勝保沢も17年度までで1200万円、牛田川除は本年度単年で600万円、干俣は16年度までで700万円を想定している。
深沢川頭首工と四ヶ村では防災減災対策を行う。深沢川頭首工では河川工作物応急対策に向けて、16年度までの2年間で調査を行う。全体調査計画費は280万円。四ヶ村では用排水施設整備に向け、16年度までで1000万円を見込む。
天狗岩堰用水では用水確保に向け、17年度までの3年間で調査を実施する。全体調査計画費は500万円を想定。
藤岡と三名川では水利施設整備を行う。藤岡では本年度単年での調査を予定し、全体調査計画費は400万円、三名川では16年度までで800万円を見込んでいる。
前年度からの調査継続地区は◇薮塚西部(太田市、農地整備)◇小此木(伊勢崎市、農地整備)◇上細井中西部(前橋市、農地整備)◇大泉坊(前橋市、用排水整備)◇芳賀(前橋市、農地防災)◇西堤沼(前橋市、ため池整備)◇笠張・寺後原(渋川市、農地整備)◇五箇谷(板倉町、農地整備)◇上ノ原(東吾妻町、農地整備)◇仙之入(嬬恋村、農地整備)◇横尾(中之条町、農地整備)◇碓氷川流域(安中市、公害防除特別)◇沼田平用水(沼田市・川場村、水利施設整備)◇上三峰(みなかみ町、ため池整備)◇赤城北ろく(沼田市・昭和村、農地防災)−の15地区。このうち薮塚西部、上細井中西部、大泉坊、芳賀、西堤沼、笠張・寺後原、五箇谷、上ノ原、沼田平用水、上三峰、赤城北ろく−の11地区では本年度で調査が終わる見通し。残る小此木、仙之入、横尾、碓氷川流域−の4地区では16年度の調査完了を予定している。