福井市は複合福祉施設「ふれ愛園」について、老朽化の進捗などを踏まえ、今後、建て替えを検討していく方針だ。9月議会予算特別委員会の中で表明した。
ふれ愛園(花野谷町)は養護老人ホーム(定員100人)および児童養護施設(40人)で構成。敷地面積2万1836・48平方メートルに対し、建物延面積は4421・39平方メートル。現在地に移転してから40年以上が経っており、施設の老朽化が進んでいるのが現状。
さらに、議会答弁によると、養護老人ホームでは入所者の身体機能が低下し、バリアフリー化や個室化などの施設整備が必要だという。これらの課題解決を図るため、市では今後、老人、児童両福祉施設ともに建て替えを検討する考えだ。
なお、現在は市直営の運営だが、今後については、指定管理者あるいは社会福祉法人等への民間移譲なども含めて検討し、方向性を出していくと答弁している。