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北陸工業新聞社
2015/10/10

【新潟】北部公民館とアルプス電気跡/新庁舎候補地評価の最高点/魚沼市

 魚沼市は8日に開かれた市議会新庁舎建設特別委員会で、新庁舎建設に係る候補地5カ所の調査結果を公表した。北部公民館に隣接する市有地およびその周辺と、アルプス電気小出工場敷地の2カ所が最高点となった。
 立地状況の評価項目は、利便性が6項目12点、防災性・安全性が4項目8点、まちづくりが4項目8点の計28点満点。このほか、概算事業費や必要な手続きなどそれぞれが抱える実現への課題を示した。
 最高得点となった北部公民館に隣接する市有地およびその周辺は、利便性と防災性で2番目となったが、すべての項目で評価が高い。また、用途地域の変更が比較的容易であるため、今後の建設スケジュールへの影響は少ないとされる。概算事業費は53・3億円。
 また、得点で並んだアルプス電気工場敷地は、余裕のある敷地が確保できる点、国道17号線に面している点から高評価を得た。課題としては、アルプス電気との合意形成、移転補償費、土壌汚染調査が必要であること、庁舎の建設位置によっては既存建物の解体が必要であるため、財政面やスケジュールへの影響が懸念されることを挙げた。概算事業費は62・1億円。
 小出郷福祉センターおよびその周辺、井口小学校およびその周辺、広神庁舎およびその周辺は、各項目で点数が伸びず、不利となった。
 今後、調査結果を基に議論を重ね、15年内に建設地を決定する方針。15年度末までに、設計業者を選定し基本設計に着手、16年度に実施設計を行い、17年度第2四半期をめどに着工。19年10月の完成を目指す。

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