大分市は、都市計画道路岡臨海線と王子町椎迫線の計画変更の認可を受けた。ともに事業期間の変更で、岡臨海線は一部区間の工法の変更を含む。
岡臨海線は、大分キヤノン大分事業所北端の志村迫線との接点から望みが丘団地南東側を経て国道197号角子原陸橋南交差点に至る総延長2500b。全幅14bで、車道W=7b(3・5b×2)と歩道もW=7b(片側3・5b)。今回の計画変更では、区間のほぼ中心部に大野川の支流があったため、Φ1・5bの横断管渠工を計画していたところ、砂防区域と交差していることが判明したため、取付流路工に変更した。この工事は既に虚P野工務店が施工した。
用地買収はすべて終え、キヤノン側のL=500bは供用を開始している。角子原側は、L=1300b区間の道路改良工事(路盤まで)を済ませたが未舗装でまだ供用していない。残りL=700bの改良工事を7月にセキ土建・佐藤土木JVが落札した。工期は28年10月末。これで全線の道路改良が完了する。
舗装工事については、先に基層の舗装を発注する。L=466・2bの区間の舗装を、朝日工業鰍ェ先月落札した。28年度以降、未供用区間について基層・上層の舗装工事を順次発注し、29年3月末までに事業を完了する予定。当初計画よりは1年遅れの完成となる。
王子町椎迫線は、国道10号西春日交差点と大在大分港線(通称40メーター道路)のフレスポ付近を南北に結ぶL=333bの道路で、両端合計L=159bが完成、供用しているが、中心部の住宅密集地の箇所がまだ未開通。市は、大分駅付近連続立体交差事業を優先するなどの事情で一時事業を中断していたが、27年3月から事業を再開することになった。
実際の測量・用地買収交渉は28年度から行い、31年度中の事業完了を目指す。
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大分建設新聞社