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　福井県は、「水月湖年縞研究展示施設（仮称）設計業務」に係る公募型プロポーザルについて、乃村工藝社を最優秀者として特定した。参加は２者だった。
　今業務は「水月湖年縞研究展示基本計画」に基づき、研究展示施設の基本設計を行うもの。予算限度額は２７９０万円（税込）。履行期限は１６年３月３１日まで。
　世界標準の「ものさし」としての世界的評価や気候変動等の環境復元など、地域の自然環境史や里山起源を解明する上で欠くことのできない世界に誇れる地域資源である水月湖年縞を通じ、自然環境への意識向上や里山里海湖の保全・再生意識の醸成に寄与するのが、整備の狙い。
　実施要領によると研究展示施設は延べ１０００〜１５００平方メートル程度とし、三方五湖周辺に整備予定。企画提案額としては、建築・展示工事費で６億円程度（税込）に設定している。
　県では１８年度開館を目指しており、今年度に基本設計、１６年度には実施設計、展示物製作等を進め、同年度から１７年度にかけて建築、展示両工事を実施する方針だ。