碧南市は、老朽化に伴い「宮下住宅」の建て替えを計画しており、2015年度事業で第1期工事に着手する。10月下旬に建築、電気、管に分割し、いずれも一般競争入札で公告する。15年度の当初予算には事業費1億4464万円を計上するとともに、債務負担行為(15〜16年度)として限度額3億2900万円を設定した。同住宅の建て替え事業は、3期に分けて20年度の完了を目指す。
第1期の新築規模は、鉄筋コンクリート造5階建て延べ1680平方b。間取りは1DK〜3DKなど30戸で、設備はエレベーター1基を設ける。既設住宅を解体した跡地に新築するもので、現在8棟32戸(1棟4戸)の解体工事を進めている。所在地は半崎町地内。新築工期は約11カ月。16年度に駐車場などの外構を整備する。
設計はまぎし建築設計事務所(刈谷市)が担当した。
同事業は、既設の宮下住宅174戸のうち、90戸を30戸ずつ3期に分けて、3棟を整備する計画。第2期では、16年度に実施設計を行い、17〜18年度に既存住宅を解体後、2棟目として30戸を整備する。第3期では、18年度に実施設計を行い、19〜20年度で既存住宅を解体した後に3棟目として30戸を整備する。残る84戸についても今後建て替える計画で早期実施を目指す。
既存の宮下住宅は、補強コンクリートブロック平屋42棟174戸。1戸当たりの面積約31〜36平方bで、1958〜69年に完成。公営住宅法の耐用年数を経過していることから、早期に整備促進を図る。所在地は吹上町、半崎町地内。
市が発表した3カ年実施計画(15〜17年度)には、概算事業費として15年度に1億4464万円、16年度に4億0919万円、17年度に1億2196万円を盛り込んだ。
提供:建通新聞社" target="_blank">