日本工業経済新聞社(山梨)
2015/10/08
【山梨】防犯パトロール隊を結成し事務所を地域安全ステーションに提供 塩山建設業協会
日下部警察署管内において「建設防犯パトロール隊」が組織され、6日に出発式を開催した。隊員は甲州市および山梨市の建設業者により編成され、青色回転灯を装備した車両で管内を走行し、犯罪防止活動を行う。
当日、会場となった塩山建設業協会には隊員のほか、日下部警察署から功刀康友署長をはじめ署員などが列席。同協会を地域安全活動拠点となる地域安全ステーションの開所式も併せて行った。
式に先立ち功刀署長は「自主防犯」「女性を狙った変質者」「電話詐欺」の3項目を注意点として挙げ、「ステーションはボランティアの情報交換の場。青色回転灯は犯罪抑止となる」とあいさつした。
また、来賓として登壇した甲州市の田辺篤市長は「パトロール隊の結成は大変力強く感じる。市民生活の安全と地域社会の平穏が、一層現実のものとなるよう期待する」と述べた。
続いて協会ビルへ地域安全ステーションの表札を取り付け、パトロール隊に防犯のシンボルとなる青色回転灯を贈呈。塩山建設業協会長である神戸和男隊長が宣誓を行い、パトカーを先頭に31台の車両が出発していった。
パトロール隊は甲州市21社、山梨市10社の計31社の建設業者を中心に組織され、各社は贈呈された青色回転灯を車両に装備。建設資材置き場をはじめとする各種盗難や電話詐欺被害などの防止活動、登下校時の安全指導などパトロール活動を積極的に推進していく。
なお、山梨市における安全ステーションの開所は後日行う予定。
【写真@ステーションの表札を設置する田辺市長(左)と功刀署長A宣誓を読み上げる神戸和男隊長】