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建通新聞社(静岡)
2015/10/07

【静岡】静岡市の駒越富士見線改良 道路擁壁・舗装発注へ

 静岡市は、東日本大震災の被害状況を踏まえ事業を休止していた県道駒越富士見線改良事業を再開する。現在の駒越富士見線と国道150号清水バイパス(BP)をつなぐ本線開通に向け、道路擁壁、舗装工事を発注する。
 事業を休止していた工事は、国道150号の下を掘割で通過させ、現道と接続する延長220b区間。計画幅員20b、4車線で両側に歩道を設ける。2007年度に国道150号清水BP側(海側)から工事着手し、農道駒越15号までの約170bは、未舗装だが、おおむね完成している。
 掘割部分を含む道路擁壁、排水性舗装工事を発注する予定。道路擁壁は大型ブロック積みを想定していたが、12年度に擁壁工指針が改訂されたことを受け、現在修正設計を実施しているため詳細は未定。修正設計が終了しだい発注を予定し、15年度内には工事契約したい意向。
 修正設計は11月27日までの予定納期で、建設コンサルタントセンター(静岡市清水区)が担当している。
 11年6月に国・県が地震被害想定を見直すことになったため、海岸に接近する同事業は、想定見直し結果を踏まえ再検証することとし工事を休止。13年6月に静岡県が第4次地震被害想定を公表。市は、被害想定の内容を検証し、浸水が影響しないと判断。12月に地元自治会へ事業再開の方針を説明し、了承された。
 15年度9月補正予算案へ「一般県道駒越富士見線道路改良事業」として、16年度債務負担行為1億8000万円を計上。
 駒越富士見線は、国道149号と国道150号を結ぶ路線。駒越富士見線と国道150号清水BPとの接続は、物流の交流化や高次救急医療施設へのアクセス強化、観光交流の活性化として重要な役割を担うことになる。
 施工場所は、清水区駒越西1丁目、駒越西2丁目。

提供:建通新聞社
(2015/10/7)

建通新聞社 静岡支社