明和町は、町内北部地域で津波避難施設6カ所の建設を計画しており、このうち「大淀津波避難タワー」と「浜田・八木戸津波避難タワー」の工事に向けた設計業務を11月ごろに発注したい考えだ。
施設規模は、「大淀津波避難タワー」が3階建て延べ約1100平方b(避難計画人数は1085人)、「浜田・八木戸津波避難タワー」が2階建て延べ約400平方b(避難計画人数は381人)を見込んでいる。構造は、鉄筋コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリート造を予定している。内部は避難スペースと備蓄倉庫を設ける。施設は避難時にのみ使用する計画で、平時には敷地の駐車場などを開放する計画だ。
設計業務が順調に進めば、2016年2月をめどに工事を発注する計画で、工期については「大淀津波避難タワー」が約8カ月間、「浜田・八木戸津波避難タワー」が約6カ月間を予定している。
用地買収や設計・工事費などを含めた事業費は「大淀津波避難タワー」が約5億円、「浜田・八木戸津波避難タワー」が約2億円を見込んでいる。 また、その他4カ所の「山大淀津波避難タワー」、「大堀川新田津波避難タワー」、「北藤原・川尻津波避難タワー」、「根倉・行部津波避難タワー」についても順次整備を進めていく方針。
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建通新聞社