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建通新聞社(中部)
2015/10/07

【愛知】江南市 新図書館建設 16年度にも基本構想へ 

 江南市は、老朽化する図書館の建て替えに向け新図書館建設基金の積み立てを行っている。ここ数年積み立てを行っていなかったが、2015年度9月補正予算に積立金を1億円計上した。
 同市は1996年度に新図書館建設基金を設立し、2014年度までに約6億3000万円の積立金があり、今回の積み立てで基金の残高は7億3000万円となる。
 同市は、16年度にも基本構想策定に着手したいと考えており、それに向けた調整を行っているもよう。建設地は現在地での改築か移転改築か、基本構想の中で検討する。
 現図書館は東側に駐車場15台分(アスファルト舗装)、道路を挟んで北駐車場21台分(アスファルト舗装)があったが、東南側の隣接地を約1251平方b購入し、敷地面積は合せて4122平方bとなった。建築面積は約433平方b。
 現図書館は1976年の建設で、鉄筋コンクリート造3階建て延べ962平方b、屋根は瓦葺き。1階は参考資料室、会議室、開架書庫兼郷土資料室、機械室、倉庫、ロビー。2階は閲覧室、開架書庫、3階は開架書庫。蔵書数は約12万冊。
 同市は1995年から断続的に新図書館建設を検討している。2014年度に市議会に図書館問題特別委員会を設置し、図書館の運営方法と新図書館建設の課題を検討してきた。
 図書館の指定管理は大成(名古屋市中区)が行っている。指定期間は20年3月31日まで。
 現図書館の所在地は石枕町神明82。

提供:建通新聞社