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　習志野市教育委員会は６日、谷津小学校全面改築（建替え）設計業務のプロポーザル審査結果を公表した。特定されたのは佐藤総合計画（東京都墨田区横網２−10−12）。今後、契約を結び、本年度から２０１７年度までの３か年で基本・実施設計等を進め、18年度の着工に備える。全面改築にかかる概算工事費は現時点で35億円程度（プールを除く）を見込む。
　　谷津小学校（谷津５−１−32）は、ＪＲ津田沼駅南口特定土地区画整理事業等により急激な児童数の増加が見込まれるため、まず敷地内（敷地面積１万４５３７・69�u）に、現校舎と並行してリース方式により普通教室14室規模の一時校舎を設置した後、現校舎で学校運営を行いながら体育館、プール、その他の特別教室を兼ね備えた普通教室30室程度の施設を建設し、最大44学級に対応する。
　　これに伴い、本年度から17年度までの３か年で校舎・体育館等の基本・実施設計（グラウンド整備、既存校舎等の解体設計、工事中の仮設計画含む）及び地盤調査・アスベスト及びＰＣＢ調査、会議や保護者説明会等の業務支援、パース・模型作成等を委託する。
　　改築にあたっての基本的な考え方は、�@多機能で変化に対応し得る施設�A生活の場を兼ねた施設�B環境に配慮した施設�C安全の確保と災害時の避難場所としての機能を備えた施設�D保護者・地域との連携や学校開放に配慮した施設。
　　一時校舎は、現校舎と並行して校庭内にリース方式で設置する。計画規模は重量Ｓ造（杭基礎）３階建て、延べ２５４４�uで、屋根は鋼製折板葺き（30分耐火構造）、軒裏は折板あらわし、外壁は１時間耐火構造（ＡＬＣ、ｔ＝１００程度）。普通教室14のほか図書室１、音楽室１、理科室１、保健室１程度を整備する計画。
　　賃貸借期間は17年３月１日から27年２月28日までの１２０か月間。市は予定価格を12億２８３６万６８０円（消費税を含む）として一般競争入札を公告済み。
　　また、改築校舎の計画規模はＲＣ造、延べ約１万１０００�u。普通教室30室程度、特別支援教室２室、特別教室、管理諸室、給食室、それに体育館、プール（25ｍ×６コース）、校庭（既存校舎解体後）、放課後児童会室等を整備する計画。
　　新校舎は18年度に着工し、20年度中に竣工予定。概算工事費は35億円（プール除く）を見込んでいる。
　　今回のプロポーザルは、委託限度額を１億７３４２万６４００円（消費税を含む）として実施。参加表明のあった10者から佐藤総合計画、桂設計、教育施設研究所、千都建築設計事務所、相和技術研究所の５者を第２次審査対象者に選定して提案を受け付け、今月１日のヒアリングを経て佐藤総合計画を特定した。