県土木建築部は5日、「おおいた土木未来プラン2005」の26年度取り組み状況を公表した。21項目のうち目標達成率100%以上が14項目となっている。
プランは、県長期総合計画「安心・活力・発展プラン2005」の実現に向け、18年度から27年度までの10年間の県土づくりの方向性や整備の進め方を示した計画で、17年度末に策定し、毎年、計画のフォローアップをしている。
プランで設定した21項目の26年度目標値に対する26年度実績値を「達成率」として評価している。評価は、達成率100%以上の「達成」が14項目、達成率90%以上100%未満の「概ね達成」が6項目、達成率80%以上90%未満の「達成不十分」が1項目で、達成率80%未満の「著しく不十分」はなかった。全体として目標指標はほぼ達成しているとしている。
達成率の最も高かったのは「歩行者・自転車の死傷事故件数」で132・6%。逆に低かった「達成不十分」は「耐震性能を有する住宅の割合」の83・3%。
各項目別の達成率は次の通り。
▽項目=@26年度目標値A26年度実績値B達成率(単位%)
◇安心して生活できる県土づくり
▽土砂災害から守られる人家戸数=@26、592戸A26、719戸B100・5(達成)
▽時間雨量50_に対応できる河川(河川整備率)=@41・6%A40・8%B98・1(概ね達成)
▽浸水対策が行われた地域数=@30地域A30地域B100・0(達成)
▽耐震性能を有する住宅の割合=@90%A75%B83・3%(達成不十分)
▽緊急輸送道路における橋梁耐震補強率=@86%A86%B100・0(達成)
▽死傷事故件数=@5410件A5161件B104・8(達成)
▽歩行者・自転車の死傷事故件数=@1280件A965件B132・6(達成)
▽県管理道路における法指定通学路の歩道整備率=@70・9%A73・5%B103・7(達成)
◇交通ネットワークの充実
▽大分市中心部まで概ね60分で到達できる地域(面積)の割合=@70%A69%B98・6(概ね達成)
▽高速道路ICに概ね30分で到達できる地域(面積)の割合=@84%A83%B98・8(概ね達成)
▽各市町村の中心部まで概ね30分で到達できる地域の割合=@77%A77%B100・0(達成)
▽救命救急センターまで概ね60分で到達できる地域(面積)の割合=@82%A80%B97・6(概ね達成)
▽小規模集落から幹線道路へのアクセスを改善した集落数=@73集落A82集落B112・3%(達成)
▽港湾の貨物取扱量=@131・7百万フレートトンA121・0百万フレートトンB91・9%(概ね達成)
◇快適な生活環境の創造
▽都市内の街路整備=@595`bA610`bB102・5(達成)
▽土地区画整理施行面積=@2828fA2815fB99・5(概ね達成)
▽一人あたり都市公園等面積=@13・0平方bA13・1平方bB100・8(達成)
▽生活排水処理率=@71・9%A72・3%B100・6(達成)
▽渋滞対策が必要な箇所数=@5ヵ所A5ヵ所B100・0(達成)
▽バリアフリー化された県営住宅の割合=@21・0%A21・5%B102・4(達成)
▽高齢者対応の県営住宅の割合=@30・0%A31・2%B104・0(達成)。
〔達成率算定式〕
@増加目標を設定している目標指標
(実績値)÷(目標値)
A減少目標を設定している目標指標
(目標値)÷(実績値)。
提供:
大分建設新聞社