愛知県豊田加茂建設事務所は、2016年度の本格着工を目指す国道301号松平バイパスのうち、「滝川高架橋」の設計に着手した。千代田コンサルタント名古屋支店(名古屋市中村区)に業務を委託、2016年2月下旬までの履行期限で内容を詰める。
計画によると、滝川高架橋は豊田市大内町地内で滝川を渡る河川橋として架設する。規模は橋長93・2b、幅員7bのプレストレストコンクリート2径間ラーメン函桁橋として計画。
また、同バイパスは自動車専用道路のため、橋側歩道橋(橋長76・1b、幅員2・1b、2径間単純鈑桁橋)を本橋上流側に併設する。架設時期などについてはバイパス本線工事との整合を図り調整する方針だ。
松平バイパスは、豊田市松平志賀町の東海環状自動車道「豊田松平インターチェンジ」から「松平橋」を経て、大内町地内の国道301号「坂上大内線交差点」までの延長約3100b。バイパス内に建設する構造物は、滝川高架橋のほか、トンネル(延長約800b)、4車線化に伴い増設する松平橋(橋長約70b、幅員約15b、2径間連続非合成鈑桁橋)となっている。
バイパス工事は16年度に着工し、20年度の完成を目指す。事業費は約80億円を見込む。
提供:建通新聞社" target="_blank">