日本工業経済新聞社(山梨)
2015/10/02
【山梨】リニア建設へ地質調査4件
鉄道建設・運輸施設整備支援機構は、関東甲信工事局の10月現在の発注計画を公開した。リニア中央新幹線の建設に向けて、山梨県内で地質調査を第3四半期に2件、第4四半期に2件の合計4件を公募型競争入札で発注する。
地質調査4件の場所は、第3四半期分は「甲府市」と「甲府市、中央市」。第4四半期分が「中央市、南アルプス市」「南アルプス市、富士川町」。4件とも地質ボーリングによる地質調査で、履行期限は約18カ月。
鉄道・運輸機構では、県内の地質調査業務として既に「地質調査(山梨1)」の公募型競争入札を9月25日に公示。甲府市・笛吹市の構造物設計に必要な地質調査および地下水調査などを行う事業者を募っている。参加資格は「地質調査」。参加表明受け付けは10月9日まで。開札は12月4日。履行期間は18カ月間。
山梨県以外の地質調査では、@岐阜県中津川市A長野県飯田市、阿智村、南木曽町―の2件も第3四半期に発注する。
地質調査以外の役務では、山岳トンネルの詳細設計、シールドトンネルの詳細設計、協議関連資料作成2件も発注する。