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北陸工業新聞社
2015/10/02

【福井】女性40人建設業への理解深める/県建設業協会が現場見学会/担い手確保に期待

 福井県建設業協会(松田七男会長)は1日、「女性の現場見学会(嶺北コース)」を開催した。建設業に従事する女性から一般女性まで40人が参加。国土交通省が進める大型プロジェクトの工事現場を見て回り、建設業に対する理解を深めた。
 この試みは、女性たちに普段あまり見る機会のない工事現場の見学を通して、建設業を再認識しイメージアップを図ってもらうとともに、担い手確保に期待を込めて開いているもの。
 この日、参加者は建設会館に集合し、大型バスで現地に移動。中部縦貫自動車道路(永平寺大野道路光明寺東地区切土工事)、足羽川ダム、冠山峠道路(417号)の順に現場を見学した。
 このうち、最初に訪れた切土工事の現場は、谷あいでパワーショベルが工事用道路をつくる作業を進行中。参加者は福井河川国道事務所の担当者から事業概要や工事の進捗状況の説明を受けた後、作業の様子を眺めながら「伐採した樹木はどうなるの?」、「一日にどのくらい進むもの?」、「猛禽類は大丈夫?」なとど質問し、回答を真剣に聞いていた。
 見学後、参加者の一人は「普段出来上がったものしか見ていないので、工事がいかに大変なものかということが十分に伝わった。だけど、重機は女性でも操作できそう」と企画に満足した様子で話した。

hokuriku