真庭市は、2017年度から2カ年で建設予定の北房統合小学校(仮称)と北房こども園(仮称)について、来週にも基本計画案を文教委員会などに諮り、成案として承認を受けたい考え。これを受け、市では10月から11月にかけてプロポーザル方式により設計委託先を決める。9月補正予算で関連事業費1億2971万円を計上している。
また、15年度は、建設地となる旧至道高校跡地(写真)の建物解体撤去工事に着手する。12月補正予算に撤去費を計上し、年明けとなる1月にも入札し、工事を進める。
基本計画素案によると、下呰部地内の至道高校跡地に北房地区内の5小学校と6幼保育園を統合した教育施設を整備する。施設規模は、校舎が2階建て一部3階建て延べ3700平方b、屋内運動場が800平方b、こども園園舎が平屋一部2階建て延べ1650平方b(保育室数11室、定員178人)、水面積400平方bのプール、5000平方bのグラウンドなどを想定。構造は可能な限り木造を基本に検討したい考え。
なお、解体する旧至道高校建物施設については、既存の格技場のみを放課後児童クラブの地域交流スペースとして活用し、その他の施設は撤去する。格技場の改修工事は16年秋ごろに設計を外注、17年度早々にも工事発注して、17年5月から12月の期間で整備する予定。
(提供:建通新聞社)