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建通新聞社
2015/09/29

【大阪】若手・女性活用で総合評価新試行 近畿地整

国土交通省近畿地方整備局は、担い手確保や女性技術者活用の観点から、総合評価方式の新たな試行に取り組む。試行は、▽WTO対象工事における若手技術者活用▽若手チャレンジ評価型(PC工事)▽女性技術者活用型(鋼橋上部工事)―の3タイプ。いずれも9月25日の第2回近畿地方整備局総合評価委員会で審議・承認された。
 WTO対象工事における若手技術者活用は、第3四半期以降に発注を予定する紀北西道路岡野道路高架橋下部他工事を初弾案件として、適用する。
 若手チャレンジ評価型については、これまで舗装工事などに適用してきたものをPC工事に拡大。年齢型と経験型を組み合わせる形で実施する。
 対象予定工事は、八鹿日高道路宿南1号橋(上り)上部工事、同(下り)の2件。
 女性技術者活用型は、径間数がおおむね5径間までの鈑桁・箱桁橋のうち、鉄道や幹線道路と交差しない鋼橋上部工事に女性技術者1人以上の配置を図る。対象工事は検討中。
 また、第2回委員会では、WTO対象工事における技術評価型の配点の見直しを了承。総合評価方式の運用ガイドライン(2013年3月策定)に合わせ、満点を現行の30点から60点に引き上げた。今後公告するWTO案件に適用していく。

提供:建通新聞社