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日刊建設工業新聞
2015/09/29

【鳥取】県土整備部/15年度繰り越し事業9事業 9月県議会後から発注 要求額11・7億円

 県土整備部は2015年度内の完成が見込めなくなった9事業をまとめ、開会中の9月定例県議会(〜10月9日)に繰り越し明許を提案している。繰り越し要求額は11億7800万円。同部は9月県議会の議決承認を待って、大半の工事を10月から発注する。
 国道178号岩美道路では、岩美町の浦富ICからJR山陰線に至る3号橋の建設に絡み、JR側の下部工6基を築造する。繰越額は6億6500万円。
 砂防事業は八頭管内の通常砂防5カ所と急傾斜地崩壊対策2カ所に2億8500万円。八頭町日下部の法ノ谷川ではダム堰堤工を継続し、同・日下部の宮ノ谷川は本体工に着手する計画で、両渓流を合わせて10月中に着工する。
 智頭町三田の湯谷川は今年度の新規着工カ所に組み入れ、進入路と本体工を10月に発注する。同町木原の稗谷川と鳶谷川は9月上旬に入札を終えており、稗谷川は付け替え道路、一方の鳶谷川は砂防施設の完成に持ち込む。
 急傾斜地対策は、用地交渉がほぼまとまった八頭町富枝地区で法面保護工などを10月中に発注するほか、同町・下門尾地区は引き続き用地補償を進めて年度内に着工する。
 また、境港の特定漁港漁場整備は、5号・7号岸壁の前面をしゅんせつする。繰越額は2億2700万円。マイナス4・5bをマイナス6bに増深する。
 各課の説明によると、9月県議会で繰り越し承認を得た後、16年度にまたいだ工期を設定して早いものは10月から発注準備に入る。繰り越しカ所と額は次の通り。
▽国道178号岩美道路(岩美町)6億6560万円▽稗谷川・鳶谷川(智頭町木原)4032万円▽湯谷川(智頭町三田)3962万円▽法ノ谷川・宮ノ谷川(八頭町日下部)1億0840万円▽下門尾地区急傾斜地(八頭町)4500万円▽富枝地区急傾斜地(八頭町)5254万円▽境漁港特定漁港漁場整備(境港市)2億2700万円。