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北陸工業新聞社
2015/09/26

【新潟】長岡に看護系大学開設へ/8.5億投じ、既存施設改修して整備/悠久崇徳学園

 学校法人悠久崇徳学園(長岡市深沢町2276番地2)の田宮崇理事長らは25日、県庁に泉田裕彦知事を訪ね、18年4月の開学に向け長岡市内に4年制の看護系大学を設置する計画などを明らかにした。
 この日は、同じく新大学の設置を予定している学校法人新潟総合学園の渡辺敏彦副理事長らとともに泉田知事に対して大学設置に伴う費用の支援と大学設置認可を求める要望書を手渡し、田宮理事長は新大学の開設に向け決意を伝えた。新大学の学長予定者である森啓氏は「若い人を呼び込むきっかけになり、県内の高度医療を支える人材を育成したい」と思いを語り、これに対し泉田知事は看護師不足の現状に懸念を示すとともに人材育成の重要性を語り、大学の設置認可に向け積極的に検討していく姿勢を示した。
 計画によると、名称は『長岡崇徳学園(仮称)』とし、同法人が運営する長岡市上富岡町地内にある『長岡看護福祉専門学校』(延べ3740平方メートル)と、隣接する社会福祉法人長岡福祉協会の介護施設『こぶし園』(延べ5855平方メートル)を受け皿に、既存施設を改修して設置する。17年に校舎の改修工事や設備などの環境整備を行い、18年4月の開学を目指す。設置費用は施設整備に6億円、設備整備に2億5000万円など計12億5000万円を見込む。

hokuriku