日本工業経済新聞社(群馬)
2015/09/25
【群馬】下増田公共用地へのサッカー場整備が11月公告
前橋市は、下増田町の公共用地約4haへ建設を計画しているサッカー場の本体工事を11月下旬に公告する。9月の補正予算には、2016年度の債務負担行為に工事費5億7105万円を計上している。開札は来年1月下旬を予定しており、3月定例市議会へ工事請負契約案件を上程し、来年4月当初からの着工を目指す。
下増田公共用地でのサッカー場整備事業では、下増田運動場と隣接した敷地約4haへ天然芝のサッカー場を2面と青少年用の夜間照明付人工芝サッカー場2面の計4面のほか、付帯施設としてクラブハウスの新設を計画している。クラブハウスは、設計を神山設計(前橋市)が進めており、関係団体などと施設内容の詳細を詰めているが、平屋建てとなる見通し。また、青少年用のサッカー場に整備する夜間照明は、周囲に設置する防球ネットの柱へ計6基設置する。現在は造成工事を発注したところで、11月下旬に本体工事を公告し、12月上旬に入札参加資格通知、1月下旬の開札を予定している。3月定例市議会で工事請負契約案件を上程し、来年4月当初から工事に着手する。工事は、来年度末までの完成を目指す。本体工事のほか、照明の設置工事は別途発注される見通し。
また、隣接する下増田運動場ではサッカー場1面、野球場2面、少年用野球場1面のうち、野球場2面を天然芝のサッカー場へ転換する計画。工期は、芝の養生期間を含めて2カ年を予定しており、近く業務を委託する。下増田公共用地は当初、清掃工場の建設予定地として取得したが、六供清掃工場を延命化する方針となったため、利用方法を転換。下増田運動場のサッカー場とともに整備し、市内のサッカー振興の拠点とすることを目的としている。