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北陸工業新聞社
2015/09/25

【富山】総事業費は20億円/砺波市新図書館整備計画案

 砺波市は、全体事業費約20億円などとする新砺波図書館整備計画案を公表した。パブリックコメントを踏まえ、11月上旬に開く、整備計画策定委員会で取りまとめる。
 全体事業費は設計監理費、解体・用地取得費、建設工事費、図書・備品購入費などを含めたものとなる。
 整備計画案によると、施設規模は現図書館(1507平方メートル)の2倍以上となる延べ床面積約3200平方メートル。基本理念は「学びをつなぐ図書館」で、にぎわいとふれあいのある図書館とし、多様なニーズに対応する。一般スペース(1230平方メートル)と児童スペース(340平方メートル)を配置するほか、集会・研修(420平方メートル)、交流・展示(150平方メートル)、管理運営(330平方メートル)、閉架書庫(380平方メートル)の各エリアを設ける。蔵書数は開館時が約26万2000冊。3年間で約30万冊まで増やす。運営は当面、市直営とする。
 建設場所は、移転する砺波体育センター(幸町)の跡地で、敷地面積7494平方メートル。駐車場は約160台(約4000平方メートル)、駐輪場は約80台(約100平方メートル)を確保する。
 整備計画策定委員会は、新図書館の基本設計の指針を定めるもの。委員長は齊藤一夫副市長が務める。
 設計者の選定にあたっては、プロポーザル方式が採用される。12月末から16年1月に選定に向けた手続きが始まる。契約は16年度で、基本設計を進め、17年度に実施設計に移行。18年度に着工し、竣工は19年度末。オープンは20年夏ごろ。
hokuriku