江口グループは23日、小松市内の江口組などで「子ども現場見学会」を開催した。社員の子どもで小学生を中心に約20人が参加。会社内や工事現場を見て回り、暮らしを守る建設業の役割や仕事の大切さなどに理解を深めた。
親が働く姿を子どもたちに見てもらうことで、どのような仕事をしているか理解するとともに、親へのねぎらいの気持ち、感謝の気持ちをこれまで以上に持ってほしいと願って企画した。
はじめに、同グループ代表で江口組の江口介一社長が「家にいる時と仕事をしている時のお父さん、お母さんは違う。地域にとって安全・安心の仕事をしている姿をよく見てほしい」などとあいさつした。
引き続き、社員が同グループの仕事内容について、映像を用いて分かりやすく紹介。汚れの除去やCADを使用した設計に関する「お仕事クイズ」も出題され、子どもたちは楽しみながら、親の作業内容を学んでいた。また、会社見学で子どもたちは親の仕事机や様々な備品に触れ、仕事の雰囲気を体感した。
この後、一同は同市白江町地内や天神町地内で堤防工事が進められている梯川の現場に移動。白江現場では、低水護岸工事で実際にブロックマットを敷く作業などを見学した。現場管理などに活用する小型無人機「ドローン」が飛ばされると、子どもから歓声があがった。建設機械の運転席にも乗り、記念撮影を楽しんだ。参加した子どもは「お父さんの仕事が分かって良かった」などと話していた。