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大分建設新聞社
2015/09/18

【大分】請負金額1.3%減、県内公共工事

西日本建設業保証椛蝠ェ支店は、同社の保証取り扱いからみた県内の8月の公共工事動向を発表した。請負件数は270件で前年同月比15・6%減、請負金額は104億9400万円で同1・3%減。件数、金額ともに3ヵ月連続の減少となったが減少幅は小さくなった。
 発注者別では、九州地方整備局など国の請負件数は前年同月比46・7%増の22件、請負金額は同23・4%増の21億1200万円。独立行政法人等は、同100%増の4件、同1623%増の3億2900万円だった。
 県は同29・1%減の117件、同3・9%減の33億9000万円。市町村は同8・2%減の123件、同22%減の39億6000万円。その他の公共的団体は同4件で同増減なしだったが、請負金額は137・3%増の7億100万円。これは、由布市の養護老人ホーム寿楽苑改築工事の6億5800万円によるところが大きい。
 このほかの大型工事は、県企業局発注の下赤発電所水車発電機オーバーホール工事5億5400万円、大分市の碩田中学校区新設校建設工事の43億6100万円のうち対象となった6億1000万円など(いずれも税込み)。
 27年度4〜8月の地区別累計請負金額は、佐伯が43億3700万円と同60・1%の大幅減に苦しんでいるほか、中津34億8600万円(同57・6%減)、玖珠が18億800万円(同45・6%減)と3地区の減少幅が大きい。7月に減少していた竹田は20億7200万円(同5・9%増)と増加に転じたほか、豊後高田など8地区は増加した。
 また、地区別の累計トップは4ヵ月連続大分地区で、請負金額は248億7600万円(同11%増)と12地区の構成比で37・0%を占めた。
 沖縄を含む九州地区8県の累計は、全体の請負金額は7203億円(同11・8%減)となった中で大分県は672億円(同2・8%減)。1位の福岡県の2005億円(同8・1%減)と比較すると約3分の1程度。順位も7月と同じ6位だが、5位の熊本は735億円(同14・1%減)。
提供:大分建設新聞社