松阪市殿町の「本居宣長記念館」リニューアル改修工事に向け、施設デザインの中間報告会が18日に行われた。1階には電子図鑑を用いたライブラリーゾーンやガイダンスシアター、サロンゾーン、ミュージアムショップ、多目的トイレなどを設け、2階に展示室や回廊スペース、多目的ローム(講座室45席)などを整備する予定だ。
今後は2015年度中に企画・設計をまとめ、16年4月にリニューアル工事着手、17年4月のオープンを目指す。
施設規模は、2階建て延べ984平方bで1・2階の展示部分などが717平方b、1階の渡り廊下部分が99平方b、2階の収蔵庫部分が168平方bとしている。
企画・設計は乃村工芸社中部支店(名古屋市中区)が担当している。
同施設は、開館以来約40年間本居宣長に関する資料など展示しており、老朽化や耐震性能が懸念されていることなどから、来館者や市民の人たちに安全・快適に入館してもらえる新しい展示機能を備えるため、リニューアル・耐震補強を計画していた。
施設の管理・運営は公益財団法人鈴屋遺蹟保存会が行っている。
提供:
建通新聞社