十日町市は、「新十日町市博物館基本計画策定業務委託」を公募型プロポーザルで公告した。提案書は30日まで受け付ける(事務局・博物館)。
参加資格は、過去10年以内に歴史系博物館の基本計画または基本設計に係る業務実績があることなど。
新博物館建設に係る基本計画を策定するもの。業務内容は、16年度に行う基本設計業務に係る要件の策定(建設費用の概算、スケジュール、建築面積、延べ床面積、収蔵庫の容積・機能、機能要件、建設場所)、検討委員会の取りまとめ(議事録取りまとめ、意見集約、検討委開催のための資料作成)、新博物館基本計画の策定(検討委員会への提示、基本計画書および基本計画電子データの作成)。
契約上限金額は800万円(税込)。委託期間は16年3月31日まで。
提案書の課題では▽縄文文化の魅力を活かした展示方法▽国指定文化財の安全かつ能率的な収蔵方法▽博物館に必要と考えられる館内施設の配置およびイメージイラスト−の3点を求める。
審査結果は10月6日に市ホームページで公表する予定。
基本構想によると、展示テーマは「国宝・火焔型土器のふるさと〜雪と織物と信濃川〜」。国宝の笹山遺跡出土品や重文の越後縮などを常設展示とする。建設場所は既存施設敷地内の遺跡広場(西本町地内)。建築面積1000平方メートル、延べ3000平方メートルを想定。16年度に基本・実施設計を行い17年度に着工。19年度のオープンを目指す。