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鹿児島建設新聞
2015/09/17

【鹿児島】2014年九州・沖縄地区建設業売上高ランキング、 50億円以上/3年連続で増加 

  鞄結桴、工リサーチは、2014年(1月期〜12月期)に決算を終了した九州・沖縄の建設業売上高ランキングをまとめた。売上高50億円以上の企業は前年比18社増の108社で、3年連続して増加し、6年ぶりの100社台となった。太陽光関連工事で売上高を大きく伸ばした企業が多かったほか、公共工事の発注も堅調に推移したことが要因。トップは29年連続で九電工、本県関係では31位の植村組をはじめ、10社がランクインした。 
 売上高合計は2325億円増の1兆4854億円で6年ぶりに増加。伸長率18・5%増は1991年の31・9%増以来の高い値となった。要因としては、公共工事の増加やマンションや病院福祉施設など民間需要の好調と消費増税前の駆け込み需要に加え、太陽光発電設備工事で大きく売り上げを伸ばした企業もみられ、今回の大幅増収となった。 
 利益合計は前年比176億円増の287億円。伸長率は158・9%増で2年連続の増益となり、18年ぶりの高水準となった。既往の長引く景気後退や公共工事の抑制のなか、経費削減など収益力の強化を推し進めたほか、14年は増収企業が多かったこちから大幅な伸長となった。 
 県別の売上高をみても、鹿児島(前年比69・1%増)を筆頭に、沖縄を除く7県が増収。利益金も今回は全県で黒字となたほか、増益企業の構成比も鹿児島の90%を筆頭に全県で過半数を超えた。