日本工業経済新聞社(群馬)
2015/09/16
【群馬】安全への誓い新た 建災防群馬県支部富岡分会
建設業労働災害防止協会群馬県支部富岡分会(星和夫分会長)は14日、富岡市内のJA甘楽富岡ヴァンヴェールで安全大会を開催した。今回は「リスクを見抜いて、仲間をまもる、みんなで築く安全職場」を大会スローガンに、約220人の建設業関係者などが集結。労働災害撲滅へ意識を高めた。大会では、厚生労働省高崎労働基準監督署による安全講話などが行われた。
諸星分会長は、あいさつで「まずは声掛けすることが安全対策の第一歩。労働災害ゼロを目指し、さらなる対策に取り組んでいく」と、意気込みを語った。
来賓には国や県の関係者が多数招かれた。高崎労働基準監督署の木村英俊署長は「ことしは昨年より十数%労働災害が減っている。引き続き気を引き締めて災害防止に努めていきたい」と述べ、県富岡土木事務所の小林功所長は「この大会を契機に、安全第一で労働災害の撲滅に努力してほしい」と呼びかけた。県富岡森林事務所の松原利泰所長は、厳しい現場条件の森林事業において「より一層の、労働災害防止への強い思いを持ってもらいたい」と訴えた。
安全講話では、同監督署の鈴木淳安全衛生課長が労働災害防止に関する講演を行った。災害防止には、ハード面での安全対策のほか、労働者の安全への意識を高めることや基本を忠実に守り作業することが重要と説明した。
このほか、大会では現場での「ヒヤリハット体験」の発表や、戸塚建設の佐藤幸男氏による「安全の誓い」などが行われた。