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建設経済新聞社
2015/09/15

【京都】9月補正予算案に14億3600万円 洛南保育園など3園改築支援

 京都市は14日、9月補正予算案の概要を明らかにした。補正額は14億3600万円。
 子育て支援・教育の更なる充実に2億6300万円を計上し、民間保育所整備及び小規模保育整備や介護基盤等整備助成に充てる。
 7月の11号台風被害に対する道路等の復旧など土木災害復旧事業、京都どこでもインターネットの運営などには7億3600万円を充当する。
 主な内容をみると、保健福祉局で民間保育所整備助成に1億7890万円を計上するとともに、債務負担として限度額4億1240万円(28年度)を設定。老朽改築及び定員増で洛南保育園(南区)[定員60人→90人]、梅ノ宮保育園・梅ノ宮乳児保育園(右京区)[(幼児)120人+(乳児)90人→240人/隣接する梅ノ宮保育園・梅ノ宮乳児保育園を1園に統合]、川岡保育園(西京区)[定員60人→90人]の3園の整備を支援する。計3園で29年4月に計90人の定員増を図る。
 小規模保育整備助成に6640万円を計上。中京区で1ヵ所(19人)、右京区で1ヵ所(19人)、西京区で2ヵ所(19人×2)の計4ヵ所の整備を支援し、28年4月に76人の定員増を図る。
 介護基盤等整備助成には1190万円を盛り込み、定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所設備整備助成として南区の久世訪問介護ステーション(仮称)(1ヵ所)、スプリンクラー設備整備助成として右京区の小規模多機能施設さがの(1ヵ所)を支援する。
 産業観光局は、京都市プレミアム商品・サービス券の充実に3億6400万円、伝統産業設備改修等補助金の充実に1300万円を増額する。
 建設局は土木災害復旧事業に4億4700万円を計上。台風11号被災の復旧工事費を補正する。道路は国道477号、府道下鴨大津線、府道小塩大原野線、市道大原17号線、市道安井緯18号線など。河川は笠谷川、大見川、百井川、安朱川、小塩川など。
 道路維持補修には1億3520万円を盛り込み、台風11号で被災した国道162号、府道京都日吉美山線、府道清滝鳥居本線、府道久多広河原線、市道塔辻線などの道路清掃、舗装道補修及び土砂撤去等の不足経費を補正する。
 河川維持補修には1億3880万円を計上。笠谷川、水尾川、谷田川、日野川、万千代川など台風11号で被災した河川に流出した土砂撤去等で不足する経費を補正する。
 公園維持管理には600万円を計上し、台風11号で被災した宝が池公園、船岡山公園、桂川緑地離宮前公園の崩土及び倒木の撤去等で不足する経費を補正する。
 総合企画局は京都どこでもインターネットの運営に400万円、文化市民局はマイナンバー制度の導入に伴う通知カード及び個人番号カード再交付事務に100万円を計上した。
 9月市会の会期は9月24日から10月29日まで。