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　福井県は９月補正予算案で、サンドーム福井管理棟の再整備に２２８０万円を計上した。開館２０年を機に、同棟を伝統工芸産業等の人材育成拠点として再整備するもので、１６年１１月の完成を目指し、今回の補正で実施設計に着手する。
　基本設計は、松井亮建築都市設計事務所（東京都渋谷区）が担当。
　計画によると、工業技術センター内のデザインセンターを移転し、商品デザインの指導・助言機能を充実させるともに、伝統工芸職人等の研修をはじめ、事業者、学生、子どもたちがものづくりに活用・体験できる作業エリア、県産品の展示・販売などを行う多目的エリアを整備する。
　また、来場者の利便性や利用環境の改善を図るため、併せて食堂やトイレなども改修。トイレに関しては、イベントホール棟分の改修も含めて検討する。
　県では来年１１月にサンドームで開催される「伝統的工芸品月間全国大会」に合わせたリニューアルオープンを目指し、整備を進める方針だ。