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　甲府市は地方卸売市場運営協議会（中込雅会長）を開催し、樋口雄一市長が運営協議会へ「市場整備計画の策定」について諮問をした。協議会は、来年度から５カ年の次期整備計画案などを協議し、11月をめどに樋口市長へ答申する。
　協議会では、現整備計画の実施状況、今後の整備予定、諮問事項に対する審議予定案、賑わいのある市場づくり事業―などを話し合った。
　現整備計画については、本年度実施済み、または実施中の整備について事務局が報告。事業費は６億２５９０万円で、▽２０１４年度継続事業の冷蔵庫改修（既設一部改修、冷凍機器の入れ替え、荷捌室の設置）に５億８５２５万２０００円▽主電気室高圧受変電設備改修（引込柱、キュービクルなど）３０００万円▽市場管理棟高圧引込設備改修に７３０万円▽青果卸事務所棟トイレ排水管改修に３３４万８０００円―など個別事業を示した。
　現整備計画によると、総事業費は11億７８０３万４０００円で、整備予定件数20件（実施済みまたは実施中が15件）。実施事業の達成率は75％にのぼっている。
　一方、賑わいのある市場づくり事業で事務局は、集客施設の概要を報告。事業スケジュール（予定）では、11月から12月に事業者決定および基本協定締結、来年９月から集客施設建設工事に着手し同年度末の完成を目指す。
　このほか、来年１月から配送センターの改修工事、同年６月から管理事務所関連店舗共同便所などの解体工事を行う予定。　
　樋口市長は「近年市場を取り巻く環境が消費者ニーズの多様化や小売形態、少子高齢化、人口減少など大きく変化。施設の老朽化対策を引き続き実施していく必要がある」とあいさつをした。