西尾市は、名鉄西尾線の「西尾駅西広場」ににぎわいを創出するため、民間事業者の誘致を決めた。コンビニエンスストアや商業施設、飲食施設などを奨励施設とし、マンションなどの居住する施設は禁止とする内容で、10月上旬には公募型プロポーザル方式で事業者の募集を始める。
スケジュールは、11月上旬に参加申込書を受け付けて、一次審査(書類審査)を2016年2月中旬に、二次審査(プレゼンテーション・ヒアリング)を2月下旬に行う。3月中旬に優先交渉権者を決定し、4月以降に事業者が設計、建設に着手する。土地は定期借地権の契約となる。
対象となる駅西広場の面積は3534平方b=写真。所在地は西尾市花ノ木町4ノ64。線路沿いで、西尾駅の西側に隣接している。同駅の乗降者数の1日平均は約9654人で同市では最も利用者が多い駅となっている。
同市では7日、市有地の有効活用と中心市街地全体の活性化を図るため、「西尾駅西広場利活用方針」を策定して公表した。提案内容については、基本的に事業者の自由としているが、12年度に実施した市政世論調査結果を基に分析した結果、にぎわい創出を目的に奨励する誘致施設として、コンビニや商業施設、飲食施設、ビジネスホテルなどの宿泊施設、コンベンションホールを挙げている。
一方、政治的施設や宗教的施設、公営競技(競馬、競輪、競艇、オート)に関する施設のほか、居住の用に供する施設などを誘致禁止施設とした。
提供:建通新聞社" target="_blank">