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建通新聞社
2015/09/11

【大阪】関西広域連合 2府5県の移転要望46機関

関西広域連合は、まち・ひと・しごと創生本部に「政府関係機関の関西への移転に関する要望」を提出した。構成団体の2府5県で移転を要望する全体機関数(一部機能を含む)は延べ46機関で、国土の双眼構造の一翼を担う関西を創生するため、関西の各地域が持つ特性を発揮できる機関の移転を要望している。
 9月9日時点で、全国道府県で誘致対象を公表している自治体を調査したところ、広域連合構成団体の移転提案と競合しているのは、国立健康・栄養研究所(大阪府、新潟県、群馬県、長野県)、観光庁(兵庫県、北海道)、気象大学校(兵庫県、佐賀県)、環境調査研修所(兵庫県、香川県、三重県、熊本県、福岡県)、農林水産研修所(兵庫県、徳島県、北海道、石川県)など。
 また、一部機能移転では、防災科学技術研究所、特許庁、工業所有権情報・研修館など重複機関は多くあるようだ。
 一方、文化庁(京都府)や、中小企業庁(大阪府)、日本貿易振興機構(兵庫県)といった機関の提案は、関西の各地域の特長がイメージしやすい。
 今後は、道府県・関係機関・所管府省との意見交換、11月ごろの国で有識者会議の意見聴取などを経て、2016年3月に国による移転機関の基本方針が決定される予定だ。

提供:建通新聞社