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北陸工業新聞社
2015/09/10
【新潟】病児施設と産科設置求める／知事と加茂市長の会談は平行線／加茂病院改築問題
新潟県立加茂病院の改築問題で、泉田裕彦知事と小池清彦加茂市長が９日、県庁で会談した。
小池市長は、１７年度末予定の開院時期に合わせ病児・病後児保育施設の開設と産婦人科の設置を求め、建築基準法範囲内で県計画の１万３０００平方メートル程度から、さらに１４８０平方メートルの拡張を強く要望。これに対し、泉田知事は「合理的なものは対応したい」と話した。その上で「計画は県単独で決めたわけではない。第２次医療圏の再編として、医療機関など利害関係者で策定した」と説明し、県病院局との協議を要請したが、小池市長は語気を強め「決定権がない人とこれ以上やり取りはできない。ぜひとも英断していただきたい」と重ねて要望。泉田知事は「公金を使う以上、説明責任がある」と改めて伝えたが両者の主張は平行線に終わった。
加茂市は、県からの計画通知の受理および経由事務の処理を放置するなど既存施設の解体工事は中止したまま。このまま打開策を見出せなければ、１６年１月の着工はおろか、１７年度末の開院にも影響が生じることは避けられない。
県計画では現行の延べ１万平方メートルから３０００平方メートル程度拡張し、病床数は現在と同じ１８０床を予定。
小池市長は、１７年度末予定の開院時期に合わせ病児・病後児保育施設の開設と産婦人科の設置を求め、建築基準法範囲内で県計画の１万３０００平方メートル程度から、さらに１４８０平方メートルの拡張を強く要望。これに対し、泉田知事は「合理的なものは対応したい」と話した。その上で「計画は県単独で決めたわけではない。第２次医療圏の再編として、医療機関など利害関係者で策定した」と説明し、県病院局との協議を要請したが、小池市長は語気を強め「決定権がない人とこれ以上やり取りはできない。ぜひとも英断していただきたい」と重ねて要望。泉田知事は「公金を使う以上、説明責任がある」と改めて伝えたが両者の主張は平行線に終わった。
加茂市は、県からの計画通知の受理および経由事務の処理を放置するなど既存施設の解体工事は中止したまま。このまま打開策を見出せなければ、１６年１月の着工はおろか、１７年度末の開院にも影響が生じることは避けられない。
県計画では現行の延べ１万平方メートルから３０００平方メートル程度拡張し、病床数は現在と同じ１８０床を予定。
