松阪市は、「北部学校給食センター」の建設工事に向けた基本計画を明らかにし、現在PFI導入の可能性に向けた協議を進めている。12月までに導入の可否を決定する方針だ。
建築後30年以上が経過し、老朽化が進む嬉野学校給食センター(鉄骨造平屋304平方b)と三雲学校給食センター(鉄筋コンクリート造平屋354平方b)を統合した「北部学校給食センター」を建設するもので、PFIの手法も選択肢の一つとしている。
今後のスケジュールについては、PFI導入の可否によって異なり、導入の場合には2016年度に民間事業者の公募・選定、17〜18年度に設計・建設工事を行う。PFIを導入しない場合には、16年度に設計業務に着手する計画だ。施設の供用開始は導入の可否にかかわらず19年4月からを目標としている。
「北部学校給食センター」の施設概要は、規模が鉄骨造2階建て延べ3060平方b(1階が2392平方b、2階が668平方b)で、調理能力は1日最大5000食を見込んでいる。
建設地は旧天白小学校の跡地(曽原町312ノ3ほか)で、敷地面積は約9400平方b。排水対策として、このうちの一部に雨水調整池の設置を予定しているほか、敷地の約2000平方bは地域活用地として使用するため、残りの敷地での建設を計画している。現在、建設地の地質調査業務を松阪鑿泉(松阪市)の委託で進めている。
また、嬉野学校給食センターと三雲学校給食センターの今後の利用については検討を進めていく方針だ。
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建通新聞社