北海道建設新聞社
2015/09/09
【北海道】医療生協が札幌南青洲病院移転へ平岡中央の2.5万m²取得
札幌医療生活協同組合(札幌市清田区里塚1条2丁目20の1、前野宏理事長)が、法人所在地で運営する札幌南青洲病院の移転新築に向け、清田区平岡中央地区の敷地約2万5000m²を取得したことが分かった。同組合では、今後も情報収集を進めながら、新病院の規模や着工時期などを探る考えだ。
現在の病院は1987年に建設。RC造、4階建てで、建物面積6021m²。内科、消化器内科、呼吸器内科などを診療科目とし、病床数は88床となっている。
築後28年が経過し、建物や設備の老朽化が進んでいるため、移転新築を計画している。
移転先は清田区平岡中央地区。93年に平岡中央地区住宅地高度利用地区計画として都市計画決定を受けた後、丸紅(本社・東京)が、清田区平岡5条1丁目などの一帯で分譲マンションの開発を順次進めてきた。
病院を建設するためには土地の利用計画を変更する必要があり、丸紅が2014年に札幌市に計画案を提出、ことし2月に都市計画が変更された。札幌医療生活協同組合は、同エリア内の敷地2万4938m²を7月に取得した。