建通新聞社(神奈川)
2015/09/08
【神奈川】神奈川県 火山対応ロボット開発プロジェクト募集
神奈川県は8日、箱根の大涌谷周辺で活用する火山活動対応ロボットの開発プロジェクト募集を開始した。9月28日まで産業労働局産業振興課で提案を受け付ける。
9月補正予算として議決を予定する事業。3件程度の採択を予定し、10月下旬に採択結果を通知。1000万円を上限に開発費用を補助する。
開発するロボットは、3種類。「ドローン」は山間部においてサーモグラフィーなどで地表の温度計測ができるもの。噴気の温度検知、防水防塵などの機能を持つことなどが要件。
「地上走行車」は、谷内部の火山ガス・堆積物採取などの機能を持つもの。防水防塵、断熱・放熱性能向上などが要件。
「地すべり警報システム」は、センサー部を大涌谷内に設置し、無線通信による警報の発信ができるもの。IC基板の耐腐食性向上、断熱・放熱性向上などが要件。
応募要件は、日本国内に本社・開発拠点を有する法人で、12月末までにロボットを開発できることなど。
審査の視点は、@大涌谷周辺の現場ニーズへの適合性A開発内容、開発スケジュールの妥当性B開発に関する特許、ノウハウ、技術などの優位性C応用可能性等社会的インパクト−など。
提供:建通新聞社