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北陸工業新聞社
2015/09/08

【富山】基本設計費を追加/来月にプロポ/県立大学新合同棟・研究棟/−県−

 富山県は、県立大学の新合同棟、新研究棟建設について、9月補正予算案に基本設計費2883万円を追加計上した。
 16年4月に機械システム工学科と知能デザイン工学科の定員を増員し、情報システム、環境の学科についても17年度の定員拡充を検討。17年4月に医薬品工学科を設置することが決まった。このため、新棟の面積が増加することになり、当初整備計画の変更を進める。10月にも基本設計に係る公募型プロポーザルを公示する。
 旧短期大学からの引き継ぎ施設である環境工学科棟の耐震化に伴い、隣接地に新合同棟として改築する。当初の計画では、RC造3階建て延べ約9000平方メートルの規模を想定。オープンラボの共同実験室や大講義室、教員室などを備える。17年度に実施設計を進め、工事に着手する。
 新研究棟については、定員増や研究分野の拡充に対応するため2棟(約5000平方メートル)を建設。16年度に実施設計をまとめ、先行着工する。
 施設整備基本計画は、パシフィックコンサルタンツが担当。
 射水市黒河の県立大は、90年4月に開学。工学部5学科・大学院工学研究科5専攻体制。4月から公立大学法人へ移行した。建物面積は約5万3000平方メートル、校地面積約21ヘクタール。
hokuriku