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日刊建設タイムズ社
2015/09/07

【千葉】基盤整備が本格化/県の新規2工業団地/にいはるA調節池は3分割

 袖ケ浦椎の森工業団地と茂原にいはる工業団地の造成工事などの基盤整備が、2017年度の分譲開始に向けて本格化する。7〜8月に県君津土木事務所と県長生土木事務所がそれぞれ造成工事の総合評価型一般競争入札を開札し、施工者が決定した。さらに長生土木事務所は、茂原にいはる工業団地のB調節池を今月8日に開札するとともに、造成工事その2を今月中に発注。A調節池についても、年度内の契約締結を目指して3分割で工事の発注準備を進める。
  袖ケ浦椎の森工業団地造成工事の施工者と落札額は、1工区が岡本組で落札額2億5800万円(予定価格2億8069万円)、2工区が興和建設で同2億8980万円(同2億9479万円)、3工区が萩原土建で同2億6259万8000円(同3億29万円)、4工区がシバサキ建設で同2億8900万円(同3億2984万円)、5工区が竹内建設で同3億500万円(同3億2078万円)。工期はいずれも契約日から450日間。
  工事はいずれもブルドーザー及びスクレーパーによる造成。事業量は1工区が掘削工22万6300立方m・盛土工33万9800立方m、2工区が掘削工4万400立方m・盛土工50万8600立方m、3工区が掘削工42万4600立方m・盛土工20万6300立方m、4工区が掘削工33万5900立方m・盛土工40万1400立方m、5工区が掘削工46万900立方m・盛土工2万9500立方m。
  このほかの本年度の工事では、区域外の雨水排水工事が発注となる見通し。発注時期は今のところ未定。区域内の雨水排水工事は袖ケ浦市が実施する。
  一方、茂原にいはる工業団地の施工者と落札額は、その1が関東調査事務所で落札額6860万円(予定価格7032万円)、その3が緑川組で同2億7100万円(同3億38万円)、その4が三枝組で同2億1900万円(同2億2356万円)。事業量はその1が掘削工5万5500立方m・盛土工5万5500立方m、その3が掘削工34万5200立方m・盛土工34万8500立方m、その4が掘削工25万5800立方m・盛土工25万7500立方m。工法はその1を除いていずれもブルドーザー及びスクレーパーによる造成。
  また、A調節池周辺で軟弱地盤があるため、その解消を目指して本年度で地盤改良工その2を発注。7月24日の開札で村樫建設工業が2億9650万円(同3億3781万円)で落札した。
  調節池については、今月8日にB調節池工の総合評価型一般競争入札が開札となる。工期は契約日から260日間。調節池の全体容量は約1万2000立方m。このほか、容量の大きいA調節池があり、その1〜その3の3分割での発注を予定。A調節池は地盤改良の工事の進捗に合わせて工事を発注する予定だが、その1とその2は年内、その3は来年3月までに発注となる見通しで、年度内の契約を目指している。A調節池の全体容量は約6万8000立方m。同調節池は洪水対策とともに、農業の渇水対策としても活用する。調節池の構造は2池とも築堤方式。
  分譲の事前相談受付中
 袖ケ浦椎の森工業団地は総面積約50ha、分譲面積約32ha。茂原にいはる工業団地は総面積約42ha、分譲面積約19ha。2団地とも17年度の分譲開始を予定しており、現在、県商工労働部企業立地課で事前相談を受け付けている。
 問い合わせ先は同課工業団地整備室(電話043―223―2749)。k_times_comをフォローしましょう
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