愛知県豊田加茂農林水産事務所は、水質保全対策事業の「矢作西部地区」について、2016年度以降に整備を計画しているパイプラインを更新する計画で設計に着手した。NTCコンサルタンツ中部支社(名古屋市中区)に業務を委託、内容を詰める。
計画によると、農業用水路として整備する矢作西部幹線全体延長約15`のうち、豊田市大清水町地内から本新町地内までの延長約6・8`を対象に、老朽化したパイプラインを更新する。このうち、今回の委託では測量延長約2・47`、詳細設計延長約1・14`として進める。
更新では、同口径程度のFRPM管(強化プラスチック複合管)延長6・6`、一部幹線道路下部分にSP管(鋼管)延長0・2`を敷設する計画。このほか、四郷町地内の籠川水管橋下部工に対して耐震対策を予定しており、薬液注入などを実施する。
既設の農業用水路は、農道や市道、一部国道下にパイプラインが敷設されている。埋設管は上流部が口径450_、下流部が口径400_の塩化ビニール管。
同事業は、14年4月に事業採択を受けており、15年度が整備初年度となる。受益面積は約247f。事業期間となる30年度までに、概算事業費7億3300万円の投入が見込まれる。
提供:建通新聞社" target="_blank">