3次元設計様式の共通化を目指している一般社団法人IAI日本(東京都)が、杵築市杵築の城下町地区の空き地を課題敷地とし、インターネット上で実施されている仮想3次元建築物設計コンペ(Build Live Japan2015〈ビルドライブジャパン〉)を開催する。
開催日時は1回目が、12日午後1時〜5時と、13日午後1時〜8時、2回目が、19日@午後1時からA午後3時から、20日@午前10時からA午後1時から。どちらも、きつき生涯学習館1階ホワイエ(同市杵築)で開催。参加は自由で、県内外の建築士などが参加を予定している。
1回目では、コンペ参加チームの完成作品の紹介やチームとの対話などを予定。2回目では、各チームが提案した仮想のまちなみを大画面VR映像で視聴、またタブレットなどを自分で操作してバーチャルの世界を体感できる。
参加チームには、日本文理大学の「近藤研アンド池畑研」もエントリー。また、VRモデルデータは、潟Rイシの航空レーザー(計測データ)を基に作成されている。
このコンペは、21年から毎年実施しており、今回で8回目。杵築では初めて。特定の課題敷地を設計事務所などの企業や大学が3次元設計したものをインターネット上に提出し、未来のまちづくりのイメージを競うというもの。3次元化することで、建物内部や意匠の細部まで再現され、具体的なまちなみのイメージが可能になり、子どもから高齢者にもわかりやすく説明できる。
市では「本イベントを誘致し建築産業界に杵築を認知してもらい、業界の世界最先端の技術を多くの市民や、建設業界の方々に広め今後のまちづくりに対する興味の喚起や意識の啓発を図りたい」と話している。
イベント開催後は、提案された作品に一般市民を含め建築士などの参加者が投票し「杵築大賞」を決める。投票のための作品のパネル展示は同学習館1階で第1期投票が19日〜23日、第2期投票は同市役所1階玄関ホールで、24〜30日まで。
問い合わせなどは、▽市政策推進課(担当・都市計画係)(рO978〈62〉1804)▽城下町地区まちづくり協議会(シモムラ時計店・下村亮介会長)(рO978〈62〉3016)まで。詳しくはホームページ(http://bljapan2015.seesaa.net/)まで。
提供:
大分建設新聞社