東京商工リサーチ津支店は、8月の三重県内企業の倒産状況(負債額1000万円以上)をまとめた。全体の倒産件数は10件、負債総額は204億8600万円で、このうち建設業の倒産は1件、負債額は3000万円だった。
全体の倒産件数は、前年同月から6件増加、前月からは3件増加した。負債総額は前年同月比で197億6200万円増加、前月比では201億1700万円増加した。負債額100億円を超える超大型倒産が1件発生し、1件当たりの負債額は20億4800万円となった。
同支店では、県内の景気は上向いていると判断されているが、2012年4月以来3年5カ月ぶりに負債額100億円を超える超大型倒産が発生するなど、近年まれにみるペースで大型倒産が発生している現状を考えると、景況感の改善と企業倒産の実態との乖離(かいり)には注視すべきとしている。
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建通新聞社