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建通新聞社四国
2015/09/04

【愛媛】愛媛県 橋梁点検 9市町の331橋を受託

 2014年7月から橋梁の近接目視点検が義務付けられた。市町の技術者不足や不在など対応が難しい市町に対して、愛媛県は点検業務を受託し、市町に代わって代行する業務を14年度から開始しており、15年度は9市町331橋を受託し点検する。県は市町との受委託契約などの作業を進めており、9月から準備が整った地区から順次外注する方針。一方、県も管理橋梁677橋の点検を15年度に実施する。
 14年7月から橋梁の管理者は5年に1回、近接目視の点検が義務付けられ健全性の診断結果を個別に作成し修繕計画を策定することとなったが、市町村の技術者不足や不在などの観点から、愛媛県は市町を支援するため点検業務を市町から受託し、代わって行う業務を14年度から実施している。
 15年度に県が市町から点検を受託し実施するのは松山市で2橋、伊予市で42橋、東温市で64橋、久万高原町で38橋、砥部町で40橋、内子町で55橋、伊方町で5橋、松野町で30橋、愛南町で55橋。
 14年度には久万高原町や内子町、鬼北町、松野町の4町から受託し、久万高原町は35橋、内子町は15橋、鬼北町は18橋、松野町は4橋で点検業務を代行した。
 市町および県とも18年度までに管理橋梁の一巡目の点検を終えなくてはならない。県内20市町の管理橋梁数は15年6月30日現在、9090橋。うち14年度に点検され同時点で診断結果がまとまった1059橋が8月31日開かれた愛媛県道路メンテナンス会議で報告された(表参照)。
 県が管理する橋梁は2646橋(横断歩道橋を除く)。うち14年度に約500橋の点検を実施、15年度には677橋を予定している。

提供:建通新聞社