国土交通省木曽川上流河川事務所は、杭瀬川の築堤工事に伴い架け替える「塩田橋」の詳細設計を建設技術研究所岐阜事務所(岐阜市)で進めている。設計工期は2016年2月26日まで。
塩田橋は、主要地方道岐阜垂井線の大垣市静里地内の杭瀬川に架かる。現在、杭瀬川では流下能力の向上を目指し、築堤盛り土で断面を大きくする工事が進められており、ほぼ完了に近づいたことから、新たな塩田橋に架け替える。
新橋の設計仕様は、道路規格が第4種第1級で設計速度は毎時60`。橋長191・1b幅員15bの規模。予備設計段階での橋梁タイプは7径間連続プレビーム合成桁で、逆T式橋台2基、壁式橋脚(逆T式)6基としている。橋台橋脚の基礎工では場所打ち杭を予定。架設工法は架設桁架設とトラッククレーンベント架設の2工法を見込む。
この他、仮設構造物として切梁(きりばり)式2段の土留工や、一般通行用仮橋、工事用仮橋、仮桟橋の詳細設計、岐阜垂井線(取付け部)延長200b幅員15bの詳細設計を行うことにしている。
同事務所では、橋梁タイプや工法など予備設計での計画をさらに検討し、詳細設計で詰めていく考えでいる。また、工事の発注時期や工事スケジュールについては未定としている。
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建通新聞社