福島建設工業新聞社
2015/09/03
【福島】会津若松市/ICT関連集積基本計画を策定へ
会津若松市は、ICT関連企業の機能誘致を促進するため今年度、基本計画を外部に委託し策定する。9月補正予算案に仮称・ICT(情報通信技術)オフィス環境整備基本計画策定業務委託料として2592万円を計上した。基本計画ではICT企業の誘致方針とそれに伴うビル整備、運用などが含まれる。
年度内に計画を策定し、これを基に28年度、オフィスの整備・賃貸を行うホルダー企業を公募型プロポーザルにより決定する。ホルダー企業は、建設地の用地取得、施設整備、賃貸業務を行う。
オフィスは現在、日本たばこ産業鰍ェ保有するJT会津営業所跡地(同市東栄町地内)約9500平方bに、約1万平方b程度で想定している。
市は、4月に策定した「まち・ひと・仕事創生総合戦略」の中で、ICT専門の会津大学を核に、今後需要増大が確実なアナリティクス産業・ICT関連企業の誘致を柱の一つとして打ち出しており、専門オフィスビル整備はその一環となる。
市が2日発表した9月一般会計補正予算案は7億270万3000円で、累計額は501億7746万6000円。
資材単価等の変動による鶴城小学校校舎等建設事業費追加分674万6000円などが含まれる。