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北陸工業新聞社
2015/09/03

【石川】JR西日本不動産が再開発の第2弾/金沢広岡に「第二NKビル」/ホスピィー(魚津)が診療所とフィットネス/4階建て6437平方メートル、11月着工へ/大木建設事務所(広島)で設計

 駅ビルや高架下の開発・管理運営などを展開しているジェイアール西日本不動産開発(兵庫県尼崎市、近藤隆士社長)はJR金沢駅西口の金沢市広岡3丁目の再開発地区で、オフィスビルに続く第2弾として、診療所およびフィットネスなどをコンセプトにした複合施設「(仮称)JR金沢駅西第二NKビル新築工事」を計画している。北陸新幹線・金沢開業で全国的に注目を集める金沢駅周辺でまた新たなプロジェクトが動き出す。
 計画によると、建設規模はS造4階建て延べ6437・80平方メートル(建築面積2319・55平方メートル)。ここに「浦田クリニック」などを展開している医療法人ホスピィー(富山県魚津市、浦田哲郎理事長)がテナントとなり、天然温泉を活用し、医療とフィットネスを組み合わせ、疾病予防をコンセプトにした新たな健康増進施設を開設する。
 場所は金沢市広岡3丁目にあるジェイアール西日本不動産開発の再開発エリア約3万平方メートルのうち、同3丁目301―1の一部で敷地面積は1万447・37平方メートル=写真。順調に行けば、11月から着工し、16年9月末の完成を目指す。設計は大木建設設計事務所(広島県福山市新市町戸手626―1)が担当。施工者については調整中だ。
 同再開発エリアでは14年春に、オフィスビルである「JR金沢駅西第一NKビル」(S造7階建て延べ9652・61平方メートル)が完成しており、今回の計画はこれに続く。新幹線金沢開業で首都圏などからの誘客が目覚しい中、金沢駅周辺の開発にさらに弾みがつくとみられる。
 ジェイアール西日本不動産開発は駅ビルを中心とした複合商業施設などで駅や駅周辺のポテンシャルを高めるとともに、高架下の活性化など、様々な形で魅力あふれる街づくりに取り組んでおり、それぞれの都市、街にふさわしい都市開発を推進している。
hokuriku