豊橋市は、飯村町の斎場に対して、移転新築を視野に入れた施設の更新について検討を進めている。移転する場合の候補地として、すでに市内5カ所以上をリストアップしているもようで、建て替え案との比較などにより検討していく。2016年度以降で最終的な方針を固める考えだ。
移転新築先の候補地は、主に開発が制限される市街化調整区域に分布している。現在、ランドブレイン名古屋事務所(名古屋市東区)に調査業務を委託。新斎場について、施設整備に対するPFIなどの導入を視野に入れ、施設規模や性能を含め検討していく。
現在の斎場は、斎場棟と白ケ池会館で構成。斎場棟は鉄筋コンクリート造平屋696平方b。火葬炉(人用)10炉、動物炉1炉のほか、告別室、収骨室、遺体安置室などを備える。一方、白ケ池会館は鉄筋コンクリート造2階建て延べ1209平方b。待合室、ロビー、更衣室、売店などを設けている。
1976年建設の現在の斎場は、施設の老朽化に加え、今後の火葬需要の増加が見込まれることなどから、建て替えや移転新築の検討を開始した。
提供:建通新聞社" target="_blank">