県教育委員会は1日、大分市の大分スポーツ公園内に建設する、県立屋内スポーツ施設新築工事の基本設計について、公募型プロポーザルの実施を公告した。
屋内スポーツ施設は、横尾の大分銀行ドーム隣接地に65億円(上限)をかけて建設する。独自のアリーナ建設計画を進めていた大分市は、県、市施設の重複を避け、計画を見直して、県施設を共用する考え。このため市は建設費の負担についても、県と調整しているようだ。
屋内スポーツ施設は、県スポーツ推進審議会が6月8日に県に提出した、県立屋内スポーツ施設の建設意見書を受けて、同10日、広瀬勝貞知事が「武道競技を中心に多目的に利用でき、全国規模の大会が開催できるアリーナを持つ新たな県立屋内スポーツ施設を大分スポーツ公園内に建設する」と表明。
施設の概要は@専用柔道場=柔道2面規模A専用剣道場=剣道2面規模B副道場=空手・なぎなたなど2面規模C多目的アリーナ=柔・剣道8面、ハンドボール2面、バスケットボール4面、バレーボール5面Dトレーニング室―などで延床面積は1万4000平方b程度。
建設場所は、大分スポーツ公園内の県有地約2万平方b。計画では28年度に実施設計をし、29年度着工、31年度完成・供用開始を目指している。
プロポ実施要領や参加表明書などの様式は、9月11日まで県教育委員会体育保健課のホームページのほか、事務局(同課)でも交付する。参加表明書の提出期限は同11日。現地説明会は同15日。提出図書の提出期限は10月19日。
設計者の選定は、公募型2段階プロポーザル方式。11月8日の第1次審査で、第2次審査に進む応募者5者程度を選定、同22日の第2次審査で、プレゼンテーションとヒアリングをし、最優秀者と次点者を選定する。委託業務は基本設計。履行期限は28年3月末を予定。設計委託料は約2500万円(税込み)。
提供:
大分建設新聞社