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日本工業経済新聞社(山梨)
2015/09/02

【山梨】統合小の開校経費 山梨市補正案は公下整備に1・5億追加

 山梨市は1日、9月定例記者会見を開き、市議会に提出する議案などの説明を行った。9月補正予算案では、統合小学校開校に係る経費や空き家対策の調査費を新規に計上している。
 一般会計補正予算第2号は、歳入歳出の総額に4億4098万円を追加(累計額は192億7743万円)しており、牧丘および三富地区の4校の統合事業では、閉校および開校に係る施設整備などに3565万円、スクールバス(45人乗り3台)および車庫等設置整備に8256万円を対応している。同事業に関して望月清賢市長は会見のなかで、統合に伴う大規模改修の費用は来年度の当初予算に計上していく考えを示した。
 新規費用が盛られた事業は、空き家等対策での調査費などの300万円、日川分団第3部(中村区)詰所改修設計委託費233万円など。このうち空き家対策では、来年3月をめどに空き家台帳を作成する計画で、戸数や所在地など実態調査を進めていく方針だ。
 基盤整備では、市役所前通り線の電線共同溝等整備(委託、工事)に5250万円を予算化。下水道工事等に伴う配水管布設替工事(新規4路線、延長増7路線など)には2220万円、補助対象が増額となった公共下水道整備(管渠布設予定5路線、管渠布設予定L824m)には事業費1億4820万円が組まれている。
 2日開会の市議会定例会には条例4、予算7、その他1、決算12、報告2の合計26件の議案が上程され、会期を10月2日までの31日間としている。
 山梨市の9月補正予算案の主要施策は次のとおり。(◆は新規事業、金額の単位千円)
【人々が集う活力に満ちたにぎわいのまちづくり】
 ◆果樹振興事業世界農業遺産準備=2、000
 ◇鳥獣害対策事業特定鳥獣適正管理(シカ)=300
 ◇同事業鳥獣被害防止総合対策(サル捕獲用囲いわな、追跡調査※追加交付)=1、000
 ◇土地改良事業多面的機能支払交付金(水口地区獣害防止柵設置整備L350m)=7、200
 ◇農道水路改修事業成沢地区基盤整備(補償追加)=842
 ◆松くい虫被害防除事業森林等景観保全対策=1、545
【豊かな心や個性を育む教育と文化のまちづくり】
 ◆小学校統合事業(閉校に係る経費および統合新小学校に係る施設整備等)=35、656
 ◆同事業(スクールバスおよびスクールバス車庫等設置整備、45人乗り3台)=82、569
【都市基盤の整った快適で安全なまちづくり】
 ◇幅員4m市道建設改良事業(新規拡張に伴う測量1路線)=2、000
 ◇社会資本総合整備事業による幅員5m以上の市道改良舗装事業(電線共同溝等整備に係る委託および工事1路線)=52、500
 ◇水道施設整備事業配水管布設工事(下水道工事等に伴う配水管布設替、新規4路線L223m、延長増7路線L615m、減路線5路線L485m)=22、200
 ◇小規模簡易水道事業送配水管布設替補助金(2組合)=3、342
 ◇公共下水道整備事業(補助対象増額に伴う変更・追加、整備予定面積A約6・8ha、管渠布設予定路線5路線、管渠布設予定L824m、舗装復旧予定面積A約4800u)=148、200
 ◆空き家等対策事業市内空き家調査等=3、000
 ◆消防設備・施設整備事業日川分団第3部(中村区)詰所改修整備に係る設計委託=2、331
【協働によるまちづくり】
 ◆ど根性ガエル活用地域活性化事業=3、115