富山県建設業協会は、建設業PRリーフレットとDVDを作り、県内の学校へ配布した。リーフレットの発刊に当たっては、本紙・北陸工業新聞社富山支局が協力。
建設業のイメージアップを図るとともに、担い手の確保に向けて、地域の将来を担う若者に、建設業の仕事や現場を管理運営する技術者の仕事内容などを伝え、建設業への理解を深めてもらう目的で作ったもの。既に各学校への配布を行い、授業などでの活用を要請している。
リーフレットは、小学生向けと中・高校生向けの2種類を作製。5年生を対象した小学生用は、「建設業ってなんだろう?」をテーマに、(1)建設業の仕事(2)建設工事のながれ(3)現場ではたらく重機(4)地元のみなさんの声|などを写真、イラストを交えて分かりやすく紹介している。
また、中・高校生用は、「地域をつくり、安全・安心を支える建設業」と題し、(1)建設業が担う役割(2)建設工事の流れ(3)建設技術者の仕事と専門工事の紹介(4)若手技術者3人のインタビュー|を掲載。建設業の仕事や建設技術者の役割などが理解できるよう、関連写真を載せ、具体的に説明している。
若手技術者のインタビューでは、3人それぞれに建設業の仕事に就いたきっかけ、やりがい、これからの目標などを聞いた。
リーフレットの配布は、小学校193校で約1万2000部、全日制高校等49校(対象は2年生)と中学校82校で約2万4000部。このうち、中学校にはこれから配布する予定だ。
高校生向けDVDも制作/技術者の仕事内容など紹介
一方、DVD「創る力〜地域をささえる建設業〜」=写真=は、高校生向けに制作した。
収録は、▽富山県の建設業の概要▽街頭インタビュー▽建設技術者の仕事紹介▽中堅・若手技術者3名のインタビュー・鼎談(ていだん)▽藤井聡京都大学大学院教授インタビュー|など。
街頭インタビューは建設業のイメージ、技術者インタビューでは仕事の喜びや志したきっかけ、これからの目標を聞いた。藤井教授は建設業の重要性、更新事業といった今後の高い将来性を力説している。収録時間は約18分。制作枚数が800枚。県内の全日制高校等49校に配布した。